Q&A

Q 建物の高さや広さは?

A SP免震基礎工法では、「1~5階建位まで」が対費用効果が発揮されます。
広さは、床総面積が、3,000㎡ まで施工可能です。
Q 使用する鋼管杭の耐用年数は?鋼は錆びるけど大丈夫なの?

A 錆(さび)は、鋼(鉄)と酸素の化学反応の結果、より安定な酸化鉄が生じたものです。
東京大学の大崎教授が中心となって行った、十数年に亘る鋼管杭の腐食実験の結果より、土中の鋼材は、(両面で)50年で1mm以上錆びる確率は非常に低いことがわかりましたので、建築基準法では、特別の防錆処理をしていない土中の鋼材は、1mm錆びたものとして耐力計算をすれば良いことになっております。
また、bDパイル、ブレードパイル共、鋼管杭の軸部分は「 1mm 」、拡底板は「 2mm 」薄いという前提で耐力の計算をしております。
つまり、錆びることを考えた支持力計算になっていますので、50~100年は大丈夫です。
《 参考 》
使用する鋼管杭は、JIS規格 STK400 です。
139.8φ 厚さ 4.5mm
190.7φ 厚さ 5.3mm
拡底板 厚さ 12mm と 16mm の二種類です。
Q 保証は?

A SP免震基礎工法に使用する、bDパイル、ブレードパイルについては、その材料・製造・設計・施工に瑕疵があったために損害を与えた場合の保証を、「20年間」約束をしております。
Q SP免震基礎工法は、構造や設計の制約はありますか?

A 木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、又、平面計画に制約はありません。
Q 鋼管杭には変わりないのに、なぜ免震効果があるのですか?

A 鋼管杭の優れた性質(弾性・靭性)を生かし、建物の重さ、地盤の性質、基礎の形状、基礎と杭との関係等を総合的に最適化する設計と計算を行い、建物全体としての固有周期を制御することにより、免震効果を発揮します。
Q 鋼管杭や基礎の設計はどうすればよいですか?

A 地盤調査資料と建物設計図に基づき、全て日本ブレードパイル協会が杭と基礎設計を行います。
Q 軟弱地盤の敷地でも大丈夫ですか?

A 十分可能です。軟弱地盤ほど、免震効果は高くなると考えられます。
Q 住宅の基礎の形式はどうなりますか?

A 住宅の一階の床も含めて建物全体が地震動とは異なる動きをするので、ベタ基礎とします。
Q 免震工法と耐震工法はどう違うのですか?

A 免震工法は地震の力を建物にあまり伝えない作り方、耐震工法は地震の力で建物が壊れない作り方です。免震工法の場合、あまり揺れないので建物の被害も少なく、室内に居ても安全なので、地震に最も安全なのが、免震工法といわれます。
Q SP免震基礎工法では、鋼管杭以外の装置は必要ですか?

A コンクリート基礎の施工が多少異なりますが、鋼管杭以外は何の装置もありません。
ですから、低価格の免震工法といえます。
Q SP免震基礎工法は、杭を施工する程には悪くない地盤にも使えますか?

A 杭の施工法を工夫することで、採用は可能です。
Q 免震基礎のための工期はどれくらいですか?

A 杭施工の時間だけですから、住宅の場合1日~2日で工事は完了します。
Q 鋼管杭にはどんなものを使いますか?

国土交通大臣認定のbDパイル,ブレードパイルを使います。その性能について、国が認めた鋼管杭です。施工の際、騒音,振動,残土は出ないので、何処でも工事ができます。
Q 給排水管,ガス管の施工に何か違いがありますか?

A 地盤と基礎が相対変位することがあるので、その変位に追従できる形式になります。
Q 沈下修正作業中、住宅での居住は出来るのですか?

A 外部の設備配管等のやり替工事は必要になりますが、居住しながらの施工が可能です。
Q 費用はどれ位かかりますか?

A SP免震基礎工法の平均的な費用は200万円です。